ケプストラム(cepstrum) とは スペクトラム(spectrum)をもじった 造語です。いったん時間窓を掛けて短時間フーリエ変換を行い、 その絶対値(振幅スペクトル)の対数をとります。これにIDFT (逆フーリエ変換)を行なったものをケプストラムといい、その次元は 時間と同じになります(単位はケフレンシー(quefrency)で、 これもfrequencyをもじったもの))。スペクトルの微細構造 (基本周波数成分:音声であれば声帯に依存)はケフレンシの高い ところにピークが現れ、スペクトル包絡 (音声であれば声道、 すなわち舌、顎や唇の位置や形などに依存)はケフレンシの低い ところに集中する。またリフタリング(liftering)は フィルタ リング(filtering)をもじったもので、ケフレンシ軸で窓を掛ける ことを意味します。)
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