カテゴリー
未分類

ケプストラム分析とは?

ケプストラム(cepstrum) とは スペクトラム(spectrum)をもじった
造語です。いったん時間窓を掛けて短時間フーリエ変換を行い、
その絶対値(振幅スペクトル)の対数をとります。これにIDFT
(逆フーリエ変換)を行なったものをケプストラムといい、その次元は
時間と同じになります(単位はケフレンシー(quefrency)で、
これもfrequencyをもじったもの))。スペクトルの微細構造
(基本周波数成分:音声であれば声帯に依存)はケフレンシの高い
ところにピークが現れ、スペクトル包絡 (音声であれば声道、
すなわち舌、顎や唇の位置や形などに依存)はケフレンシの低い
ところに集中する。またリフタリング(liftering)は フィルタ
リング(filtering)をもじったもので、ケフレンシ軸で窓を掛ける
ことを意味します。)

Similar Posts:

    None Found

作成者: YasuKeiichi

音声・音響・聴覚情報処理に興味がある研究者。現在は吃音についての研究を行っている。Linuxを1998年より嗜む。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください