普段PCを使っていると、制約が多すぎることに気づかなくなっていると思う。
様々な制約を取り払ったらどうなるかという思考実験として、究極のデバイスを考えたら以下のようになった。
これは現状のPCへの不満の裏返しでもある。下記の考え方は富豪的プログラミングの増井さんの影響を受けていると思う。
容量を気にしない(無限TB)
SSDの容量が256GBか512GBかで悩むことは不毛である。
画面を気にしない(超巨大or超小型)
臨機応変に画面のサイズが変わってほしい。
速度を気にしない(処理速度、ネットワーク、LTE、光)
何事もさくさくと動いてほしい。
保存を気にしない(オートセーブ)
これは最近実現されつつあるかも。Mac OSXで実装されいるし。Gmailの編集画面でのオートセーブも便利。
電源を気にしない(極小消費電力)
机・床一面ワイヤレス充電になるか、電力を消費しなくなるかどちらかでお願いします。
金額を気にしない(無料・激安)
紙やノートレベルになってほしい。
アプリを気にしない(なんでもできる1つのアプリ)
Emacsは環境である、みたいな。
使用場所を気にしない(ノート、タブレット)
画面と同じだけど、じっくり机で使う時、カフェでメール書く時、電車でepub読む時、などで形態が変わってほしい。
保存場所を気にしない(すべて一箇所に保存)
フォルダとか面倒。同じ場所に全部保存。
入力方法を気にしない(手・音声・視線)
キーボードは疲れるけど、一番入力が早いか。究極形は考えていることをそのままinputしたい。
取り扱いを気にしない(丈夫、傷つかない)
丈夫で頑丈であってほしい。
物理とビットの境界がない(なんでも取り込めるスキャナ、なんでも出せるプリンタ)
ビットとアトムの境界を無くしたい。
これで美しければ文句はない。
とどのつまり、新しいPCがそろそろ欲しいのである:-)
アップル (2013-10-23)
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音声・音響・聴覚情報処理に興味がある研究者。現在は吃音についての研究を行っている。Linuxを1998年より嗜む。